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書評
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《翻訳小説》
たぶん、愛の話


マルタン・パージュ
河村真紀子(訳)
2013.07.01
ISBN:978-4-7733-7874-0
Price 1944\
FIGARO JAPON 10月号(2013年8月20日発売)

シニカルなのに真実を衝く、この語り口はクセになる。

「クララです。ごめんなさい。でも、もう終わりにしたほうがいいと思う」。留守番電話に録音されていた見知らぬ女性からの別れの言葉。身に覚えのないヴィルジルはかかりつけの精神科医に駆け込む。神経系の病気を疑ってみたが、検査の結果は正常。
著者はデビュー作『僕はどうやってバカになったか』でカルト的人気を集めるフランスの新鋭。前作も、貧困や差別に過敏に反応してしまう青年が真面目にバカになることを目指したら、それは享楽的な私たちの姿そのものだったというシニカルな視点が利いていたが、本作も奇妙なきっかけで恋愛観を見つめ直す30代独身男を描いて、惹きこまれる。
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《エッセイ》
あなた・こなたのおかげで
今、生きている


矢野 武久
2013.05.15
ISBN:978-4-7733-7877-1
Price 1296\
矢野さんは大学卒業後、東京の建設機械メーカーに就職。埼玉県内などで暮らし、定年を迎えるまで執筆とはほとんど縁がなかった。退職を機に、古里に住む母親を心配して手紙を書く機会が増えるとともに、これまでの人生経験を基に書き始めた随筆をまとめた。
題名は、矢野さんが母に子どもの頃から聞かせられた言葉。「こなた」の意味は分らなかったが、最近になって「人生を歩む上でどんな人との出会いも大切にしなさいとの思いが込められている」と考えるようになったという。
全8章で構成。100歳を超えても元気に暮らす母への尊敬の思い、会社員として働く精神論、現代の若者へのメッセージ、移り変わりゆく郷里への思いなど爽やかな言葉でつづっている。
矢野さんは現在、日出と埼玉を行き来しながら母との時間を大切にしている。
「自分の人生観を本にすることができ、念願がかなった。103歳で現在も元気に過ごす秘訣も紹介しています」と矢野さん。

2013年5月17日 大分合同新聞
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《川柳》
シルバー川柳 孫へ


みやぎシルバーネット
【第二刷】
2013.01.25
ISBN:978-4-7733-7875-7
Price 1028\
2013年2月18日 河北新報 東北の本棚

仙台市内の公共施設や病院などで配布されている高齢者向けのフリーペーパー「みやぎシルバーネット」の川柳コーナーに掲載された作品から秀作を選び、1冊にまとめた。機知やユーモアに富んだ句が多く、高齢者の苦楽や本音がうかがえる。
本書は1996年12月号から、2000年10月号に掲載された作品のうち852句を収録している。01年に発行したものを改装版として出版した。「孫」「まだまだ現役!」「伴侶」「長寿の秘訣」など、17章に分けている。 <笑わない孫に汗かく百面相><初恋のときめきに似た心電図><老いのブラ過ぎし豊乳折り畳み><鬼の嫁老人ホーム資料取り>…。高齢者が感じる日々の喜怒哀楽が巧みに表現され、味わい深い。
「みやぎシルバーネット」の編集発行人で選者の千葉さんは「十七文字に織り込まれた涙と笑いにあふれた人生劇場を、心ゆくまでお楽しみください」とつづっている。
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《教育》
新版 いじめの根っこ

子どものサインを見逃さないために


内田 玲子
2012.11.30
ISBN:978-4-7733-7863-4
Price 1337\
2013年2月16日 図書新聞

親たちの不安を消してくれる本
子育てに失敗したのではないかと悩む母親たちに再出発しようと語りかける

私は新聞をとっていない。テレビも地デジになってからは映らない。ラジオもほとんど聴かない。だから情報は仲間からの耳コミかいくつかの連動体のミニコミから入ってくるだけだ。それなのに「いじめ」についてはたくさんの情報が入ってくる。それだけ「いじめ」は多いのだと思う。
(中略)
さて、子どもたちの「いじめ」であるが、学校に解決を求めるのはかなり難しい。いじめられている側が教員に訴えることはあまりない。子どもにも自分のことは自分で解決したいというプライドがあるし、教員が親身に相談に乗ってくれないということを知っているからだ。学校相談員もいるが、相談室に行ったこと自体が次のいじめの材料にされることを子どもたちは知っている。教員にしてみても、いじめとふざけ合いを見分けるのは難しいし、確証がなければ加害者を叱責できない。いや、授業以外で子どもと向き合う時間が取れないような学校現場では教員には空気が読めないのだ。
では、どうすればいいのか。社会全体が弱者を生み出し、弱者はいじめのターゲットになりやすいなどと言っても解決策にならない。
そこで内田玲子である。『いじめの根っこ』の旧版は四十万人に読まれたそうだ。今回の新版も多くの人に読まれるだろう。「子どもがやりたがっていることを、ダメといい、いやだということをムリヤリやらせているお母さん。自分の感情のまま子育てをしているお母さん。不満のはけ口に、子どもに当たり散らしているお母さん。…子どもの心を止めているのではないでしょうか」と著者はまず母親の胸をえぐる。「子どもとはきちんと向かい合い、うわの空ではなく、本気で一つひとつのことに関心を持ち、そしてしっかりと見てほしいのです」。そして「お母さん、あなたの腹の底で子どもも家も変わります」と説く。
子育てに失敗したのではないかと悩む母親たちに再出発できる、再出発しようと著者は言う。親たちの不安を消してくれる本である。

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