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ナフィスの生涯は臨床医学に捧げられた。彼は結婚せず、生涯独身で過ごした。彼は働きつづけ、死の直前まで本を書いた。
ナフィスはアラビア医学のなかで、偉大な医師の一人であり、第二のアビセンナといわれた。
医学と医学文献上寄与した業績は大きく、彼の独創的な発見である「肺循環の理論」をセルベートスやコロンボより三〇〇年も前に報告しているのは驚嘆するばかりである。
十字軍とモンゴルの多年に亘る襲撃の中で優れた業績をあげたことは高く賞讃されなければならない。
ナフィスはアラビア医学だけでなしに、中世の偉大なる医師であって、西欧では疑問視するむきもあるが、中世最大の生理学者といえよう。わが国でもほとんど認知されていないが、ハーベィの四〇〇年前に肺循環を発見していることは、血液循環理論におけるパイオニアとして評価されなければならない。
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戦争の最中に青春を迎え、父病死、二人の兄弟と婚約者は戦死。戦後、病弱の母を看護しながら必死で働く。その中で見出された俳句への情熱。その創造の喜びは、現実を見つめるやさしい目と、未来へと限りなく広がる自由への願望にあふれ、新しい風となって俳句界へ吹き込まれた。
95歳・田中俊子の開かれた「境地」は、読む者に深い感銘を与える。 |
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明治・大正・それ以前の時代の見識が継がれていた昭和。
戦争・混乱の昭和。それが次第に物語化してゆく昭和。 その時代を生きた主人公を通して、この昭和のことを書いてみたかったのです。 |
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人生に影響を与えるのは、金言、指導者、父、母、妻、夫などがあるが、私の場合は、本である。『脳内革命』(春山茂雄)、『船井幸雄の人生道場』 『船井幸雄の人間学 ―成功のコツ・生き方のヒント 』(船井幸雄)が主なものである。そして、それらの本は古本屋から買ったものである。
古本屋の主人が、私の興味の傾向を知っていて、人間学についての本を探してくれるので、とても助かっている。毎回5、6冊、 3、4千円位を買っている。 85歳になっているので、その経験から書いたもので、嘘はない。是非一読をお願いいたします。 |