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ご存じでしたか? 旅したのはマルコ・ポーロ、しかしその体験やメモを基に、書いたのはルスティケッロというピーサの作家であったこと。そうして出来上がったのは1298年、しかしその後も誰かが書き加えたこと。そのため版によって内容は大きく異なり、その数は実に全体の3分の1にも上ること。その中には、四川の懸棺や泉州の順済橋、成都の三国志や福州のマニ教宮など、今まで知られなかった記事のあること。そして、旅行記や歴史書ではなく、驚くべき新たな事どもを記した世界の「物語」であることを。 この書は、主要な三つの版F・Z・Rを中心に、何処(どの稿本)に何(一体何のこと)が如何に(異なって)誰(情報提供者かマルコかルスティケッロかそれとも後の誰かか)によって書かれたのかを、全ての章のほぼ全ての記事にたどり、その人と旅と書の謎と真実を解き明かさんとしたものです。これを読んで、貴方も新しいことを発見してください。 |
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没後一世紀!ヘンリー・アダムズの全体像を解明した、わが国初の本格的研究書。
本書は、アメリカを代表する思想家・歴史家(そして文学者でもある)ヘンリー・アダムズの現代性を、「横断」的な方法を中心に明らかにしたものである。学問の諸領域を自由自在に「横断」し、新しい時代に合った新しいモデルを生み出すという知的組み換え作業。それは、学際的アプローチの必要性が求められている二十一世紀の現在、あらためて評価すべき点である。 また、本書では、このような「横断」的方法について論じるばかりか、アダムズのテクストの多様性と複雑性を細部にわたって読み解くことをも意図している。そうすることで、ヘンリー・アダムズの全体像をより明確に、具体的に浮かびあがらせ、現代に生きる思想家・歴史家としてのアダムズ像を鮮やかに描き出している。 |
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『歎異抄』は嘆き哀しみの書です。『歎異抄のかなしみ』は『歎異抄』を読んで読んだ記録です。親鸞さんや唯円さんは
『源氏物語』の光源氏、『平家物語』の清盛と同じく善友です。善友は八正道を実践する人、善知識です。その善友の悲しみを、
語法・構文・構想など、言語の法則にのっとって逼ろうと思います。親鸞が悲しめばともに哀しみ、法然を仰げばともに仰ぎ、
唯円が怒れば、ともに怒りたいと思います。
法然・親鸞の浄土宗は弱小の集団でした。しかし、そこに掲げた専修念仏は仏教を根底から問いただした錦の御旗でした。 |
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人類はまさに地球的問題群に直面しているといってもよいでしょう。
そして人類は、自らが生み出した物質文明の桎梏のさなかにおります。 この時代をどのように変革していけば、よいのでしょうか。 人間主義を輝かせるように、人類共和のために、生命の基底からの渾身の提言です。 内容として、トピックス1は、「格差社会是正論」について、前に発刊した書の中の章「格差社会と社会的包摂のアプローチ」をフォローして、トマ・ビケティ等を引用展開して、その正しいことを明らかにしています。 トピックス2は、「地球温暖化防止論」について、前に発刊した書の中の章「持続可能な開発のための環境提言の具体化」をフォローして、ジェイムズ・ハンセン等を引用展開して、その正しいことを明らかにしています。 トピックス3は、「貧困撲滅論」について、前に発刊した書の中の章「持続可能な開発のための貧困撲滅」をフォローして、ジョセフ・スティグリッツ等を引用展開して、その正しいことを明らかにしています。 トピックス4は、「過疎地論」について、前に発刊した書「過疎地より日本を考える」をフォローして、山下裕介等を引用展開して、その正しいことを明らかにしています。 トピックス5は、「一念三千論」について、天台大師の唱えたものをできるだけ分かり易く述べ展開しています。 第一章は、「人間都市学」について、都市にまつわる各種の問題と対策について、古今東西の識者を幅広く引用し論じ展開しています。 第二章は、「協調のあり方」について、第三章は、「平和教育」について、古今東西の識者の論を幅広く引用し論じ展開しています。 第四章は、「教育の二つの役割」について、牧口常三郎の論その他を引用し述べ展開しています。 第五章は、私の初めての小説で、「超宇宙旅行記」について、面白く展開しています。 |